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一般財団法人聖マリアンナ会事業内容:医療URL:https://www.st-marianna-group.com/東芝テック株式会社事業内容:情報系、製造業URL:https://www.toshibatec.co.jp/12図 IoT(Wi-SUN通信搭載機器)による⾼齢者施設の健康・⾒守りシステムWi-SUN搭載IoTゲートウェイカードリーダー図 IoTを活⽤したABWの課題解決例①検出したユーザーのビーコン位置を アイコンでマップ表示した例環境センサWi-SUN個室個室活動量計NFCアンテナ部メールアプリが立ち上がり、カメラ撮影した郵便物の写真ファイルを添付インターネットWi-SUN血中酸素温度計体重計配達先社員のNFCタグをスキャンBLEWi-SUNクラウドWi-SUNWi-SUN共用非接触体温計血圧計②社内郵便物配達通知ソリューションNFCタグBLEBLE体温計タッチ導入活用入居者の健康管理と働き方改革の両立目的IoT(Wi-SUN通信搭載機器)、bluetooth対応医療計測器テクノロジ導入活用目的働き方改革テクノロジIoT、NFCタグ、ビーコン共創事業者中央コリドー情報通信研究所BLEProfileProfile 高齢者施設の運営においては、日々の衛生管理や健康状態の測定・把握によって、入居者の体調変化を早期にとらえ重症化を避けることが求められる。日々の検査データを蓄積すれば健康データ(PHR)にも活用できる。 ただ、施設運営スタッフの働き方改革を推進する観点においては、業務負 オフィスへの出社や在宅ワークなど働く場所を自由に選択する働き方としてABW(Activity Based Working)が推進されている。東芝テックの大崎事務所では、ABWを行う際の課題を整理し、出社している人の位置の見える化、会議室の空き状況や貸出機材の位置の見える化、郵便物の見える化などのオフィスソリューションを担を増やすことは回避したい。 そこで、聖マリアンナ会では、Wi-SUN通信搭載器を使用し、入居者の健康データを自動測定し、クラウドで管理・モニタリングするシステムを考案。2020年に京都大学の協力のもと試行した成果を踏まえ、2023年に新たに開発。実際に運用を行っている。その中から二つをピックアップする。 第一は、要望が多かった「出社している人と居場所の把握」である。自社製ビーコンによる位置測位ソリューションを用いた。 第二に、出社の有無を左右する社員あて郵便物分の配達通知である。実用へ至った。 異常発生時は登録した管理者と入居者の希望連絡先へメールが配信される。非接触で多数の医療データを測定でき、介護、医療の現場における業務負担軽減と効率化、クリーンな職場環境を提供できた。社員ごとのNFCタグカードを準備し、郵便物配達先をスマホでスキャン。撮影した送り主情報を添付して簡単に通知メールを送信できる。 従業員の95%においてコミュニケーションの向上が図られ、急がない郵便物受取りのために出社せず、時間や交通費のロスを押さえたとのことである。特別賞特別賞一般財団法人 聖マリアンナ会東芝テック株式会社入居高齢者の健康データを自動収集し、遠隔モニタリング多様な働き方で成果を高めるオフィスの在り方とは?

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