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リバーフィールド株式会社事業内容:製造業URL:https://www.riverfieldinc.com/昭和大学横浜市北部病院事業内容:総合医療機関URL:https://www.showa-u.ac.jp/SUHY/index.html12図 遠隔医療に向けた映像転送の実現図 「WAKARTE」による安全安心な患者の医療情報活用電子カルテからデータ出力患者認証病院・クリニック・薬局電子カルテシステム❶❷Bluetooth通信によるデータ転送データ転送WAKARTE1.血液検査結果2.処方内容3.レポート4.予約情報5.アレルギーWAKARTE クラウド情報共有救急外来病院・診療所地域医療連携禁忌情報、処方内容、検査結果 等弘前大学 外科医 諸橋先生による5G SAにて高精細な映像転送をリアルタイムで行いながらロボット操作をする様子(模擬臓器での胆のう摘出を想定したオペレーション)。MEC上で複数宛先に分岐し、異なる拠点からのリアルタイム技術指導が可能であることも確認患者意思よりクラウドにデータを転送アラート患者アプリ外来の利便性向上ProfileProfile 全国どこで勤務していても医師の手術技術の向上が図れるよう、特に外科医の育成においては、手術支援ロボットの遠隔操作による指導が期待されている。 ただ、特性上、高精細映像の低遅延伝送が求められ、また、手術の様子を見たい研修医などに映像を同時配信することが困難だった。 個人が複数の病院に通院すると、それぞれのカルテに情報がバラバラに保存される。個人の健康情報PHR(Personal Health Record)を集約し、患者自身の意思で健康情報の一元管理や第三者への情報提供を行えば、データを有効活用したよりよい診療や健康増進につながる。 リバーフィールドでは、ソリトンシステムズおよびKDDIとの連携のもと、5G SA環境と、低遅延プロトコルを実現する伝送装置(Zao-X)を組み合わせ、回線を用いて手術支援ロボットの遠隔操作に適した低遅延通信を実現 した。同時に、MEC上で映像データを複数の宛先に分岐し、異なる拠点 昭和大学横浜市北部病院では、インターネットがあればいつでもどこでも自分の医療情報を確認できる仕組みを模索し、医療情報統一管理システム「WAKARTE(ワカルテ)」の開発に至った。 電子カルテ情報は世界で採用されてからのリアルタイム技術指導が可能であることを確認した。 実際に医師が試験的操作を行い、有線LANと同等レベルの使用感があり、教育観点での実用化が期待できることがわかった。 医療以外の分野においても、ロボットの適用範囲の拡張が期待される。いる医療情報交換のための標準規格FHIR形式で、Bluetooth通信を用いて専用スマホアプリへ転送する。 また、オフラインで多くの情報を、より高いセキュリティで連携できるシステムを目指し、QR codeの活用を考案中である。連携またはシステム構築株式会社ソリトンシステムズKDDI株式会社連携またはシステム構築学校法人昭和大学一般社団法人Well-being Live Data 協議会予約通知、検査前処置服薬通知導入活用遠隔医療の推進目的テクノロジ5G SA環境、MEC導入活用目的患者自身の医療データ活用テクノロジBluetooth、クラウド暗号化リバーフィールド株式会社特別賞セキュリティ委員会特別賞昭和大学横浜市北部病院低遅延通信とリアルタイム映像配信で遠隔医療を支援自身の医療データを安全に管理・活用し健康増進

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