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スマートフォン推進委員会

委員長のご挨拶

委員長メッセージ

スマートフォン推進委員会
委員長 大森 正順(ソフトバンクモバイル)

毎年、日本におけるスマートフォンの実態把握と今後の市場予測を目的に「スマートフォン市場の中期予測」調査をかけ、年度末には分析結果の発表をしています。スマートフォンとタブレットは我々の予想を上回る伸びで市場に浸透していることが今年の調査からわかってきました。 いまやスマートフォンが携帯電話の主流になってきています。

同時にスマートフォンはグローバル経済の流れをも変えつつあります。「モバイルファースト」という言葉をご存知でしょうか。IT関連業界では、「まずスマートフォン向けに」システムの開発をするやり方に変更し始めました。これは、ITのフォーカスがPCからシフトしていることを指します。それはとりもなおさず、スマートフォンに大きな可能性を感じているからです。

スマートフォンを手にした人は、普段の生活のさまざまなことに使うためにアプリをダウンロードしています。楽しい、面白い、役に立つ。モバイルという持ち運べる利点をベースに、広範囲をカバーするさまざまなアプリ、提供するアプリマーケットの組み合わせが使う人のニーズを吸い上げて成長し続けています。こんなことができたらいいな、と思われていたことが今スマートフォンで実現しています。

インターネットの世界では次々と新たなサービスが登場しています。多くの人が動画サイトやTwitterを使用するようになったかと思えば、 FaceBookの使用者が急激に伸び、Google+がそれを追う展開となっています。ホームページやニュースサイトも時代の波に遅れまいと各SNSサービスと連動をしてユーザーの利便性向上を進めるようになりました。

人々は知らず知らずのうちにクラウドとの連携操作を実現しています。この連携がスマートフォンやタブレットをビジネスツールとして利用することを推し進めています。

個人、企業ともスマートフォンを使いこなすことが現代の生活のベースとなってきています。その上で新たな楽しさや働きがいを求めて、より豊かな日常へのIT化競争が始まっています。MCPCスマートフォン推進委員会はそのような未来を積極的に求めて、スマートフォンにかかわっていきたいと考えております。

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ワーキンググループのご紹介

■市場啓発ワーキンググループ
市場啓発ワーキンググループ
主査 佐野 紳也(三菱総合研究所)

「スマートフォン」という言葉はこの委員会が設立された2008年4月頃には、ほとんど知られていませんでしたが、いまでは誰もが知るようになっています。スマートフォンの利用率も急速に上昇しており、数年後には、携帯電話の大半はスマートフォンになると思われます。

スマートフォン以前に主流であった携帯電話を業界では「フィーチャーフォン(Feature Phone)」と呼んでいます。「フィーチャーフォン」とは、通話とテキストの送受信のみの機能を持つ「ベーシックフォン(Basic Phone)」の反対語で、特色(feature)となり得る機能−カメラ機能、ワンセグ機能、Webブラウザ機能など−を持っている高機能な携帯電話のことを意味します。海外では、フィーチャーフォンが発達しなかったため、販売されている端末は、ベーシックフォンか、スマートフォンになっているところがほとんどです。

さて、機能面では高機能であることに変わりない「フィーチャーフォン」と「スマートフォン」ですが、何が違っているのでしょうか。

    1. フィーチャーフォンは、日本の携帯電話事業者向けの携帯電話端末であるのに対し、スマートフォンはグローバルに販売される携帯電話端末です。このため、1モデルの販売台数も桁違いに多くなります。大量に生産できること、部品を大量に発注できること等により、安価な費用で端末を提供できることになります。
    2. フィーチャーフォンの場合、OS仕様はほとんど公開されておらず、開発できる範囲は限定されていました(現在では仕様が公開されているものもあります)が、スマートフォンでは、OS仕様が公開され、誰でも自由にアプリケーションを開発できます(もちろん一定の制約はありますが)。このため、企業はユーザを対象としたスマートフォン・アプリケーションを自由に提供し、サービス向上や事業拡大に役立てられるようになっています。
    3. スマートフォンは同一機種がグローバルにかつ大量に販売されているため、開発したアプリケーションをグローバルに大量に販売することが可能となります。これまで販売チャネルがないため、海外進出をあきらめていた企業も進出が可能となりました。すでに海外で成功している日本発アプリケーションも登場してきています。
    4. スマートフォン・アプリケーション市場は急成長しているため、多数のITベンダーが参入しアプリケーションを提供し、利用できるアプリケーションが数十万本に達しています。これまでのフィーチャーフォンとは比較にならないほど多種多様なアプリケーションを、スマートフォン・ユーザは、安価な費用で利用することができます。
    5. クラウドサービスの発達に従い、スマートフォンはあらゆるものと「繋がる」ことになります。PC、サーバなどの情報機器、テレビ、エアコンといった家電、電気自動車と、何にでもつながるようになります。このため、スマートフォンを通じて情報の共有、遠隔から監視や操作ができるようになり、スマートフォンは人々にとって「魔法の箱」のような存在となっていくでしょう。

スマートフォンはこのようなフィーチャーフォンとの違いがあることから、急速に成長しており、企業に様々なビジネス機会を提供していると思いますし、今後も提供していくものと予想されます。

市場啓発ワーキンググループでは、市場調査等にもとづき、スマートフォン市場の分析や将来予測を行い、企業のスマートフォン関連ビジネスをご支援していきたいと考えております。

■導入構築ワーキンググループ
導入構築ワーキンググループ
主査 櫻井 敬一(カシオ計算機)

企業のITの視点から見たスマートフォンはクラウド技術と相まって、大きくその役割とそのデバイスの意味を変えようとしていると感じます。この視点からではスマートフォンがモバイルPCや携帯電話にとって代わるというよりは、新しくIT技術に登場したクラウドサービスを個々のユーザに提供できる最適なデバイスとしての地位を確固たるものにしようとしているように見えます。クラウドサービスとスマートフォンに代表されるクラウド端末は、企業においてITを導入する際のプロセス、メソッド、コスト、リスクなどをドラマチックに変革させ、また、その利用用途や利用シーンを大きく拡大しつづけています。また、スマートフォンを利用したクラウドソリューションの新しい潮流としては、ソリューション対象が特定業務や仕事から、特定の職種や人にシフトしてきていることです。

現在、スマートフォンを活用した多くのソフトウェアやサービスが開発されています。使えるアプリケーションが増えることは、コンシューマ用途だけではなく、さまざまなビジネスシーンにおいての利用拡大につながります。今後さらなる業務用、業種用ソリューションが開発されることを期待したいと思っています。また、スマートフォンを用いた業種用ITシステムの開発においては、開発事例は増えてきているものの、まだ用途は限られたものだと思います。国内の一次、三次産業の労働生産性を高めるためにも、中小企業の業務の現場において、スマートフォンが利用されるような事例が増えていくことを期待します。

導入構築ワーキンググループでは、スマートフォンに興味を抱いてくれた人が、具体的な導入を検討できるような情報を提供する手助けになること、業務用・業種別のサービス、アプリケーションの潜在的なニーズを掘り起こしていくこと、ユーザとサービスやアプリケーションを提供する側との橋渡しとなりえるような活動をおこなうことを目的としています。その結果として様々な業務においてスマートフォンが利用されるような社会づくりに貢献できれば幸いです。

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