中小企業の皆様へ
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■第3回 中小企業の活性化の道◆中国シフトの影響 多くの中小製造業が取引先の中国シフトの影響を受け業績にかげりが出ています。取引先は国内需要のための中国生産のみならず、中国国内、あるいは他の諸国への販売も行うために、ますます中国シフトを加速しています。国内中小製造業もリストラ、 合理化により対抗していますが、加工賃金の大幅な格差のために、競争優位を取り戻すことは容易ではありません。 ◆打開策 その打開策として考えられているのが、自社業容の拡大です。多くの製造業はこれまでの製造専業から脱皮して、設計や試作または商品組立にまで手をひろげています。
◆付加価値を生む事業 図は「スマイルカーブ」といわれる事業と付加価値の関係をおおざっぱに示したものです。市場の最終顧客に対して、最上流の事業はマーケティング、最下流の事業は商品販売で、その間に、図に示すような各種の事業機会があります。
これまでの中小企業は、主として冶工具・型準備と部品量産事業を行ってきました。しかしながら、いまやこれらの事業は、中国のとの競合や、NCの普及で付加価値は極めて低くなってしまいました。
◆中小企業の対抗策 そこで、中小企業が上流や下流事業に進出することが考えられます。例えばたった1台の試作も引き受け、更にその評価まで行いデータを添付して納入するなどで、成功している企業もあります。また、自社量産部品と、取引先からの支給品や外部からの調達品を、商品として組立て納入することで成功している企業もあります。
◆先進的な対抗策 残る事業機会は、「マーケティング」「商品企画」「設計」です。これらは難しいだけに付加価値が高く、付加価値が高いだけに難しい事業です。まず人材が不足しています。そのようなつもりで今まで採用していません。教育・訓練できる人材も極端に少ない。事業モデルの組み立て方もわからない。
わかっていたとしても「プロ」と言えるほどの力量を持っているか疑問です。
◆挑戦的な中小企業に朗報「モバイルIT」 「マーケティング」「商品企画」「設計」事業のうち、設計はCADにより1年間くらいの比較的短期間で必要な知識を修得することができます。難題は「マーケティング力」「商品企画力」です。このふたつには、市場(最終顧客意見)調査→仮説立案→仮説検証のサイクルをまわし結論を導くという、共通作業があります。 さらに「効率性」「スピード」が求められます。ここにモバイルITの出番があります。 ◆モバイルITによる市場(最終顧客意見)調査の実施 市場調査は現場・現実・現物に着目しておこなう「三現主義」が鉄則です。しかし、関係者全員がこれを貫き通すことは中小企業にとってはかなりつらいことです。ここでモバイルITを使えばどうでしょうか。一人が展示会や店頭などの現場に飛べば、携帯電話の写真、メール、映像、音で現場の生の様子を伝えられます。 残りのメンバーは、仮想「三現主義」ができます。 ◆「商品企画」もモバイルITが力を発揮 取引先への新商品提案を行うときは、自社からつきつぎとアイデアをダウンロードして客先に披露することにより、素早くアイデアを収斂することができます。また複雑な仕様の打合せが必要なときには、取引先と一緒に自社にいる設計者を交えたテレビ会議行い、その場で決めることができます。旧態依然の持ち帰り検討…などの非効率なやり方を追放できます ◆まとめ:高付加価値事業の成功の鍵 中小企業の活性化の道「高付加価値事業への進出」の成功の鍵は「知恵」です。「知恵」で勝負するからには、知恵を生む環境、知恵を「ものづくり」に素早くつなげる環境が必要です。いまのモバイルITは利用する人にこのような「頭脳プレイ」環境を力強く提供することができるものと、MCPCは考えています。 |


